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リクライニングがうまく作動しない(Pro)

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リクライニングを固定できない、または固定のパワーが小さく「パキッ」と音がするが固定出来ない場合、下記の二つ方法をお試しいただければ改善できる可能性が高いです。
このような症状の場合、ケーブル調整で改善できます。
  • 0:00~ 正常状態
  • 0:11 ~ 音がパキパキと鳴る状態
  • 0:28~ ロック解除出来ない状態
  • 0:40~ 正常状態
  • 1:03~ 固定できない状態
 
 

1.途中で「パキッ」と音が鳴る

音が鳴る場合は、まず調整ハンドルレバーをしっかり希望するエリア(リクライニング移動なら後方、固定なら中央)に入っているかご確認ください。もしレバーが中途半端に止まっている場合、(中央とリクライニング側レバーの中間)調整機構の途中で中途半端にギアが引っかかり、このような音が鳴る可能性があります。こちらは操作の問題なので、しっかりリクライニング固定の際にレバーを後ろまで倒して頂くと改善できます。
 
この問題ではない場合は、2に進んで下さい。
 

2.ケーブルを調整する

もし調整ハンドルレバーをしっかり希望するエリア(リクライニング移動なら後方、固定なら中央)に入っているにも関わらず「パキッ」という音がする場合や、リクライニング固定が全く出来ない場合は、リクライニングのケーブルが緩んでおり固定できない可能性が高く、ケーブルを少し引き出すことで改善できます。作業方法は以下の通りです。
 

手順1:調整レバーを外す

こちらを外して、レバー部分を押し込んで取り外すと調整作業はとてもしやすくなります。
レバーの下にある2本のネジを外します。
 
ネジを外した後、レバーの塊を押しながら、中から引っ張ります。
 
外れるとこのような状態になります。
 
レバー取り外しの参考動画
 
 
 

手順2:リクライニングケーブルを見つける

裏側から見えている3本のケーブルのうち、背もたれ側にあるケーブルがリクライニングと繋がっていますので、このケーブルを見つけて下さい。※写真は全体像を見やすくしているだけで、座面からシリンダーを外す必要はありません。
 

手順3:ケーブル調整を行う

調整はこちらのメンテナンス用7mm六角レンチを使用します。
 
ケーブル調整を行うために、まずは2つのナットを上記7mmスパナで緩めていただき、2つのナットが離れるようにして下さい。
2つのナット同士が締め付けあって固定されているので、両方のナットを各反対方向にスパナで回してナットを緩めます。(緩まないと調整出来ません)
 
ナットが離れるとケーブル調整が可能になりますので、ケーブルの長さを調整して下さい。調整は数ミリ単位で変わってくる場合もあるので、座りながらレバーを引き出して調整されることをオススメします。
 
ケーブルは引っ張りすぎても、ゆるすぎてもうまく作動しません。 座面を外した状態で調整している場合、ケーブルがかなり引っ張れるのため、 引っ張り過ぎになっている可能性があります。
 
ケーブルを引っ張り過ぎの状態 🙅‍♀️(写真の矢印部分がリクライニング調整ケーブル)
 
個体差があるので明確な長さをお伝えは難しいのですが、ケーブルを短くすることで正常に作動する場合があります。固定されない場合は、一度ケーブルを最大限短くしてみてください。
ケーブルの長さを調整すると固定できなくなったり、何かしら変化が起こります。この変化がない場合は、そもそも調整自体が出来ていない可能性がありますので、一度ご確認下さい。
 
 
 
動画でのケーブル調整方法はこちら
0:00~ ダブルナットを緩める
0:06~ ナットを移動させて、ケーブル調整する(引っ張る)
0:16~ ナットを移動させて、ケーブル調整する(緩める)
 
実際にはこのようにチェアに座りながら調整確認をしてみて下さい。
 
ダブルナットを固定する参考動画
ケーブル調整完了後、再び両方のナットを締めて動かないようにして固定します。
 
問題ない位置でしっかりナットを固定してください。定期的にメンテナンスは必要ですが、基本的にしっかりナット固定していればこのような問題は起きなくなります。輸送中の大きな振動でお届け時に調整が必要な場合がありますが、基本的にしっかりナット固定していればこのような問題は起きなくなります。
 
 
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上記作業にて改善されない場合は、別箇所の要因による可能性がございます。 ご自身で解決が難しい場合は、引き取り修理・メンテナンスも含め、一度ラシカルサポートまでご相談ください。