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Rasical Chair、身体への合わせ方

Rasical Chairは、姿勢を科学した多機能設計により「体に合わせて変えられる自由度」が特徴です。
その一方で、「調整箇所が多すぎてどこをどう合わせればいいのか分からない」という声も少なくありません。
 
本記事では、「どの部位をどう合わせれば快適に座れるのか」、そして「シーン別のおすすめカスタマイズ例」を分かりやすく解説します。
10分程度の調整で、驚くほど体へのフィット感が変わります。

1. まず理解しておきたいRasical Chairの特徴

Rasical Chair(特にEliteモデル)は、次のような調整機能を備えています。
  • ワンレバー操作:右手側のレバー1本で「座面高・座面スライド・リクライニング」をまとめて操作
  • 独立ランバーサポート:背もたれから独立して前後に動く腰サポート
  • 7Dアームレスト:上下・前後・回転・角度など、あらゆる動きに対応
  • 4Dヘッドレスト:高さ・前後・角度を細かく調整可能
  • 最大130°のリクライニング+収納式フットレスト
 
これらを適切に使い分けることで、
「長時間作業でも疲れない姿勢」「映像鑑賞時の安定姿勢」「リラックスできる仮眠姿勢」など、自由自在に切り替えることができます。

2. デスクワークの基本セッティング(10分で完了)

まずは“基準姿勢”を作るところから始めましょう。
ポイントは「下から順に合わせる」ことです。

① 座面の高さ

  • 足裏が床にしっかり着く高さに上下調整します。
  • 膝の角度は90°〜100°前後が理想。
  • デスクの高さが高い場合は、椅子を上げて足置きを併用します。

② 座面の奥行き

  • 背中を背もたれにつけた状態で、膝裏と座面の前端に指1〜2本分の隙間を空けます。
  • 太ももが圧迫されない位置が理想に前後調整してください。

③ 背もたれの高さ

  • 腰のくびれ(ベルトの少し上)あたりにランバーサポートが当たるように背もたれを上下調整します。
 

🔹 チルトテンションの注意点

ロック角度は4段階ですが、テンション(反発の強さ)は無段階調整です。このため、「90°付近でロック/解除が入りづらい」と感じる場合は、テンションを「+」側に回すことでスムーズになります。
 

④ ランバーサポート

  • 腰の自然なカーブを「そっと支える」ために前後調整します。
  • 猫背気味なら前寄り、反り腰気味なら後寄りが快適です。

⑤ アームレスト(7D)

  • 肘が90〜100°に曲がる高さに調整。
  • 肩がリラックスでき、手首がまっすぐになる角度が理想です。
  • 作業時はパッドをやや内向き・前寄りに。
  • 机に近づけたいときはアームを跳ね上げて収納

⑥ ヘッドレスト(4D)

  • 後頭部の少し下(頭の付け根)を支える高さに。
  • 前後・角度を調整して「頭が押されすぎず、軽く触れる」程度が目安です。

⑦ リクライニング角度

  • デスクワーク時は第一段階が目安。
  • 腰で支えるように姿勢を正した状態を保ちましょう。
段階角度(目安)推奨シーン
第1段階約97°(垂直に近い)集中デスクワーク
第2段階約105°通常作業・軽い後傾
第3段階約115°映像視聴・読書
第4段階約130°(最大)リラックス・仮眠

3. 目的別おすすめカスタマイズ

シーンごとに「どう座るか」を切り替えると、1台で何役もこなせます。

🖥 デスクワーク/集中作業

  • リクライニング:97°(第一段階)
  • ランバー:やや前寄り(腰を支える)
  • アーム:肘90°・肩リラックス
  • ヘッド:軽く触れる程度
  • 座面奥行き:膝裏に5cmの余裕
肘と机の高さをそろえると、手首・肩の疲労が激減します。

 

🎬 映画・テレビ鑑賞

  • リクライニング:115°(第3段階)
  • ランバー:少し後ろへ(腰のS字をゆるめる)
  • ヘッド:頭全体を支える位置に
  • アーム:外向き回転でスマホやリモコンを持ちやすく
背中から首まで面で支えるように調整すると、長時間でも快適です。

 

😌 リラックスタイム/仮眠

  • リクライニング:第4段階
  • フットレスト:全伸長
  • ランバー:1段後ろ
  • ヘッド:頭を包み込むように深めの位置
  • アーム:やや低め、体の横に沿わせる
20〜30分の休憩時には、背もたれを深く倒して体圧を分散させましょう。

💻 タブレット・ノートPC作業

  • リクライニング:第2段階
  • アーム:パッドを前寄り+上向き角度で手首をサポート
  • ヘッド:浅め
  • 背もたれ:腰のカーブをキープ
画面が低い場合は、首を前に出さず“椅子を前に寄せる”のがコツ。

4. 7Dアームレストと4Dヘッドレストの使いこなし術

7Dアームレスト

  • 高さ8段/前後6段/上下角度調整20°/回転360°
  • パッドを内向きにすれば「タイピング」モード
  • 外向き+後ろ寄りにすれば「スマホ・ゲーム」モード
  • 跳ね上げで「机・楽器」モードにも対応
 

4Dヘッドレスト

  • 高さ/前後/角度/二関節で微調整可能
  • 後頭部下を支えると姿勢が安定
  • フラットに倒すとリクライニング時に頭全体を支えます

5. よくあるお悩みと対処法

お悩み対処法
背もたれの反発が弱く、ロックしづらいチルト反発を“+側”に回し、背を軽く押し戻すとロックしやすくなります。
ヘッドレストが固定できない最大まで引き出すと一時解除。最小まで戻すと再固定されます。
腰が浮く・沈むランバー位置を1段上下・前後に調整して再確認。
肩がこるアームが高すぎる/外向きすぎる可能性があります。
その他のご質問はこちらもご確認ください。

6. まとめ

Rasical Chairは「人に合わせる」ことを前提に設計されたチェアです。
初期設定で「合わない」と感じる場合も、ほんの数ミリの調整で驚くほど変わります。
  • 下から順に合わせる
  • 1つずつ微調整する
  • シーンごとに“お気に入りポジション”を見つける
 
これだけで、Rasical Chairはあなたの身体に“ぴったりの相棒”になります。
※上記はあくまで参考のため、ご自身のお好みに合わせてご調整ください。
 
 

 

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